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大海を泳ぐ

メンヘラを気取るオタクをしています

元推しとさよならするということ


もうすぐ2016年が始まって早くも半年が過ぎようとしていて、わたしが本命を降りてからも大体半年くらい経つことになる。まだ新しい推しを見つけられなくて色のない生活を送っている。推しなんて簡単に見つかると思ってたんだけど、いざ見つけようと思うと見つからないもんだよね!推し(仮)には出会いましたが推し(モノホン)になるには決め手がなくて考えあぐねてる。なんだかな〜!踏み切れないんだよな〜!


そんなことは置いといて、この間元推しの同厨(ほんとに仲良いです)に「戻って来たら?」って言われた。言われたからと言って彼女が何か戻るために工作をしてくれたわけじゃないんだけど。まあ要約するとわたしが苦手だった同厨が降りたらしい。だから、戻って来ても良いんじゃないかと。他にも何か色々話したけど要約するとそんな感じだ。一生降りないと思っていたあの子が降りた。喜ぶとかそんなのじゃなくて素直に驚いた。だってね、ほんとに降りる気配なんてなかったんだよ。公演はいつも全通してたし貢ぎもし始めたのも知ってた。元推しからもそれなりに大事にされてたのに。降りた理由に関しても少し聞いたけど、あんまり言及しないでおきたい。まああれだね、女って業が深いのです。

そこでわたしの中に「元推しのところに戻る」という選択肢が出てきた。ほんとに正直なことを言えばそういう選択肢を考えなかったわけでもない。離れてすぐのときはやっぱり好きって何回か思った。別れたてのカップルかよってな。結構な覚悟を持って3年半にさよならしたつもりだったけどわたしの性格も相まって完璧に断ち切るのは難しかった。かっこつかないけど戻ろっかなって思ったときもある。だって、元推し本人に向かって「降りるからもう2度と来ないね!バイバイ!」って言ったわけじゃないからちょっと公演干して戻っても不思議には思わないだろう。忙しくて来れなかったんだあ、なんて言っときゃ済む話でしょ。まあね、戻らなかったわけですけど。その間に色んな舞台とか行ったよ。話が逸れるからその話はまた機会があればするけど、それで、彼に戻るという選択肢が今わたしの目の前にある。不思議なものですね。

そんなこんなでこの間、元推しの舞台を観てきた。ほんとに久しぶりだった。舞台に立つ彼を見て、ああ、こんなだったなあ、って色んなことを思い出して心底懐かしくなった。舞台自体は面白かったけど何とも言えなかった。前に見たクソ舞台よりは何万倍も良かったけど1回見たら満足するくらいで。っていうか寧ろ何回も見るのしんどくない?そして、わたしはやっぱり彼には戻らない、と漠然と思う舞台だった。それは舞台に問題があるというよりは彼に問題があると言った方が良いだろう。

その人によって、決まった役柄ってあると思う。明るい人物をやることが多いとか闇を抱えた役が多いとか。彼の役柄について言及してバレると困るからやめとくけど、今回もまた似たような役だった。わかるよ。似たような役だから演技が似るのは仕方ないことなのだけど、彼の演技はワンパターンだった。何回でも言うけどわかるよ?!でも、似たような役でも声のトーンを変えてみるとか動きを変えてみるとか、何かあるんじゃないかなって、わたしは思ってしまってそう思ったら止まらなくて次第に苛ついている自分がいて。彼に戻るという選択肢は漠然と消え去ったのである。


わたしが元推しから離れたからそう思ったのか、離れてなくてもそう思ったのかはわからない。今まで好きだった人にこんな風に思うのが寂しくてしんどいなあって思った。好きだったのに、離れて良かったのかもなあ、なんて思うのが心底寂しかった。

でもこれが本当の「降りる」という行為なのかもしれない。好きな人だったらどこまでも全てを許容してどんなときでもついて行こうと思う。そういうものですよね、わたしもずっとそうだった。じゃあ気持ちがなくなったら?その結論の行き着く先が、これなのかもしれないと思った。